2009年02月27日

市民メディア豊かな可能性、京都で交流集会、1000人が交流、

市民メディア豊かな可能性、
京都で交流集会、1000人が交流、     隅井孝雄

これは日本ジャーナリスト会議が発行する「ジャーナリスト」第507号、2008年10月25日に掲載された

 何らかの形で情報発信している個人、グループ、団体が集まる市民メディアの全国集会が9月13,14の二日間京都で開かれた。名つけて「京都メディフィス」。会場は京都の中心部木屋町の高瀬川沿いに元立誠小学校と三条御幸町の1928ビル(元毎日新聞京都支局)など。
京都メディフェスには予想を超える1200人以上の参加があった。インターネット新聞、情報通信法、韓国のキャンドル集会とメディア、など堅い話題から報道被害屋敷(廊下を通ると報道被害に巻き込まれる)など意表をついた催しもあり、熱気を感じさせた。
 京都新聞、毎日新聞、共同通信などのメディア取材のほか、スティッカムによるネット中継もあり、グーグル検索6万件以上、ブログ掲載293件あったという。市民メディアがメインストリームに拮抗することを予感させるに十分な集会だった。
 京都に住む私は実行委員会に名を連ねることとなり、一日目は各地から集まったコミュニティーメディアの会合に出席、二日目は関西のテレビ各局の制作関係スタッフと市民の対話の司会役となった。

 「がんばれコミュニティーラジオ」
 最近コミュニティーラジオの中が非営利法人(NPO)として設立される例が増えている。2003年に京都三条ラジオカフェが旗揚げしたのに続くものだが、現在220局あるコミュニティー放送のうち12局がNPO。商業局の形をとっていても、事実上市民の手で運営されているところも多い。
 全国から駆け付けた20以上の局の人々を含めた60人あまりが、畳の会議室で車座になって熱心に討論した。故郷奄美に帰って昨年ラジオ「ディ・ウェイブ」を立ち上げた麓憲吾さんは「運営は厳しいが、地域への愛があれば乗り切れる」と語った。この気持ちは全国のコミュニティーラジオの関係者に共通のものだ。私は、「メディアが大きく変化している。もう一度コミュニティー放送を取り巻く制度、周波数、出力などを見直して、全国1800市町村にくまなくコミュニティーラジオを作る動きを起こす必要がある」と発言した。
 この会合ではスカイプでフランス、リヨンのコミュニティー局、ドイツのオープンチャンネルなどと映像を結び対話した。市民メディア、コミュニティーメディアは世界とも連携しうることを実証したといえる。

 「マスメディアと市民」
 朝日放送、読売テレビ、関テレ、KBSなど関西各局の報道や制作現場で日夜奮闘している中堅が顔を揃え市民と対話するという画期的な試みが行われた。視聴者との連携を強めるセクションや番組があるという関テレの報告が参加者の関心を集めた。また倒産の危機を経験したKBSが労組の踏ん張りで市民の支持をえて再生したことも必ずしも全国的に知られているわけではないだけに、驚きを与えた。
 最近放送局には抗議や問い合わせの電話が殺到しているが、「必ずしも両者が緊張関係にあるとは言えない、むしろもたれあいだ」という奈良産業大学の亘教授(元毎日新聞論説委員)の発言が私には新鮮だった。私はこのシンポジウムの司会をしながら、メディアと視聴者、読者の間にかけ橋をつなぐためには、まだまだやらなければならないことがたくさんあると痛感した。
posted by sumiitakao at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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